柴燈大護摩供・火渡り祭

房州大山寺では、毎年5月の第3日曜日に「柴燈護摩供法要 火渡り祭」が開催されます(2019年は5月19日)。

本山はそもそも修験道の寺として発展し、古くより多くの人々から信仰されてきました。
その修験道の寺で勤められる最も大きな法要が「柴燈護摩供法要」です。
「柴燈」とは、柴に火を灯すことからきております。

本来は寺院の本堂内で修行される護摩法を、山中で修行する山伏行者が山野で集めた柴にて護摩壇を組み、そこで護摩修行をしました。
この修験山伏が山中で勤めた法要が寺院境内で勤められるようになり、「柴燈護摩」と呼ばれるようになりました。

本堂の中での護摩修行では、多くの参拝者がじかに護摩の火の利益を授かることができませんが、柴燈護摩では、大きな護摩壇を築くことによって、炎に託された仏の加持力を多くの参拝者に行き届けることができます。
また「火渡り」は、燃え上がった護摩壇のあとを裸足で歩くことで、歩かれた参拝者もまた身体全体で仏の力をいただくことができる修行です。

房州大山寺の柴燈護摩では、不動明王の化身とされる倶利伽羅龍王像(伝・波の伊八作)がご本尊としてお出ましいただきます。
間近に参拝できる、年に一度の御利益満載の大祭です。

さらに、この柴燈護摩の日にだけお授けします「家内安全」と「商売繁盛」の御幣も数量限定で用意いたしております。
柴燈護摩に合わせて交通安全祈祷も行います。この祈祷は、どなたでも気軽に受けることができます。

どうぞ、今年一年の運気を上げる「柴燈護摩供法要 火渡り祭」にご参拝ください。

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